総合スポーツクラブと言う構想
総合スポーツクラブ(総合型地域スポーツクラブ)という構想があります。これは、一定地域のあらゆるスポーツクラブ活動を統合して、地域全体で運営していこうという構想で、文部科学省やサッカーのJリーグ(日本プロサッカーリーグ)が提唱しています。日本では、地域の中に、少年野球チーム、少年サッカーチーム、中学校のクラブ活動、高校のクラブ活動、アマチュアの社会人スポーツチーム、主婦のママさんバレーチーム、高齢者のゲートボールチーム、そしてプロ野球やJリーグなどのプロスポーツチームが点在し、互いの交流がほとんどなく、個々別々に運営されています。これらのスポーツチームの運営を統合し、地域社会で総合的に運営していこうという構想が、総合スポーツクラブ構想です。
これが実現すると、地域社会の交流を促進するだけでなく、小・中・高の一貫指導で将来の一流選手を育成できます。プロスポーツチームの利益の一部を使って総合スポーツクラブを運営し、利益の社会還元もできます。そうすることで地域住民から支持され、プロスポーツチームの人気向上にもつながるかも知れません。何より、地域社会の「核」として、交流の場としての機能は絶大です。これを実現するには様々な困難を伴うでしょうが、「スポーツクラブの革命」として、この構想は実現してほしいと思います。
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